留学経験なし・仕事ありでもTOEIC 900点を突破する勉強法!
TOEIC900点というと世間一般的には夢のようなスコアで、留学経験がないと取ることができないのではないかと思うかもしれません。 実際に自分も勉強を始めた当初は、「留学経験なしでTOEIC900点を取ることは不可能」だと思っていました。 でも実は効率的な勉強法と正しい参考書でしっかりと勉強すれば超えることができるスコアです。 この記事では、留学経験なしかつ現在働いている方で"何がなんでも絶対900点!!"という熱い思いを持ったあなたに、実際に自分が実践した勉強法をお伝えします。
TOEIC900点は英語超上級者レベル
以前の記事 でも書きましたが、TOEICは860点以上をAランクとしています。 では、860点を取ればいいのではないか。あえて900点を取る理由は?ということになりますが、900点のほうがキリがいいからという理由もあります(笑)が一番大きな理由は900点以上だと成績上位3%以内に入る計算になるからです。
トータルスコア
950点以上:上位1%以内
920点以上:上位2%以内
900点以上:上位3%以内
885点以上:上位4%以内
870点以上:上位5%以内
860点以上:上位6%以内
845点以上:上位7%以内
835点以上:上位8%以内
825点以上:上位9%以内
815点以上:上位10%以内
リスニングセクション
495点満点:上位2%以内
490点以上:上位2%以内
480点以上:上位3%以内
475点以上:上位4%以内
465点以上:上位5%以内
460点以上:上位6%以内
455点以上:上位7%以内
450点以上:上位8%以内
445点以上:上位9%以内
440点以上:上位10%以内
リーディングセクション
470点以上:上位1%以内
450点以上:上位2%以内
440点以上:上位3%以内
430点以上:上位4%以内
420点以上:上位5%以内
415点以上:上位6%以内
410点以上:上位7%以内
405点以上:上位8%以内
400点以上:上位9%以内
395点以上:上位10%以内
上記が点数別の順位となっております。 つまりTOEIC900点以上取れるということは間違いなく超上級者だといえます。 ※TOEICの公式ページだと895点以上はひとくくりにされてしまっているんですが、TOEIC980点の大学生のブログさんが詳しく計算されていたのでその調査結果を引用させていただきました。ありがとうございます。
TOEIC800点台と900点の違い
TOEIC 800点以上(特にAランクの860点以上)取れる人ならその勢いで900点も取れそうな感じがしますが、なかなかどうして900点の壁というのは厚いです。 TOEIC800点であれば、リスニングかリーディングのどちらかが8割5分から9割前後出来れば取れます。 実際に800点を取る人のスコアはリスニング420点、リーディング380点ぐらいの人が多いと思われます。TOEICはリスニングのほうが簡単で点数を伸ばしやすいので、800点台の方のパート別スコアはリスニングだけ400点越えを果たしたけどリーディングは300点台のままというパターンが多 仮にリスニング420点、リーディング380点であれば大体正答率はリスニングが85%前後、リーディングが80%前後でOKです。 これが900点になると大体リスニングが480点、リーディングが420点ぐらいになります。 リスニングが480点、リーディングが420点だと大体正答率はリスニングが94%前後、リーディングが90%前後必要になります。 つまりTOEIC900点を取得するためには、リスニング、リーディングの正答率が両方も90%を超えることが必要です。(200問中180問以上正答する必要があります) 900点を取るには8割以上の正答率の人が、正答率9割に乗せないといけない、この道のりは非常に困難です。 よくTOEIC 900点の壁という表現を耳にしますが具体的に数字で表してみると納得の難しさですね。
TOEIC 900点攻略法
ではどのように勉強したらいいのか? 上記でも少し触れましたがリスニングで最低でも470点以上取れるように鍛えてください。 900点を取った方の多くは リスニング470、リーディング430 リスニング480、リーディング420 というパターンの方が多いです。 ちなみに私の場合はリスニング490、リーディング420の合計910点で900点越えを果たしました。 リスニングで470点を取るためには、大体92%の正答率が必要です。 そのためにはパート1,2トータルで1ミスか2ミス以内に抑えることが重要です。 パート1はあとで述べる公式問題集や過去問をやりこんでパターンを覚えれば全問正解も難しくないのですがパート2は最近難化傾向にあるため2問程度のミスはやむを得ないと思います。 もし答えが分からない時は、その問題は諦めて次の問題に気分を切り替えることが重要です。 パート3、4の発言者の意図を問う問題と図表を使った問題は、問題文・選択肢と図表を先読みしておく必要があります。
先読みとは?
先読みとはパート3、4において、会話文が読まれる前(特にパート1や2のディレクションが流れている間が重要)に、設問や選択肢を先に読んでおくことです。こうすることで、会話が流れている最中にどこが設問の答えとなるかが分かりやすくなり大幅なスコアアップも期待できるのです。 具体的な流れは下記の通りとなります。
- リスニング試験が始まったらパート3の最後にある図表問題をチェック。
- パート3の意図を問う問題を事前に確認。
- パート4についても、上記と同じ箇所を先読み。(ここまでの作業をパート2終了までに済ませる)
- パート3のDirections音声が流れてから、パート3の最初の1,2問(問32から問37)の問題文を先読み。
- その後は、各問題の2問目の読み上げが終わるまでに次の問題文3問を先読み→会話音声に集中→音声が終わったら2問目の読み上げが終わるまでに解答→次の問題文3問を先読み・・・の繰り返し。
なおパート3、4の放送が始まったら音声を聞きながら選択肢を読むのではなく、音声を集中して聞くようにして下さい。音声を聞きながら選択肢を読むと上級者といえども大事な箇所を聞き逃す可能性があります。
TOEIC 900点越えのための参考書
それでは自分や自分の知人が具体的にどういう参考書を使って900点を突破したかをお教えします。 900点以上を目指すのに必要な参考書は ①単語力を養う参考書 ②文法力を養う参考書 ③TOEICパターン認識力を養う参考書 ④TOEIC解答力を養う参考書 で
す。
順番に説明していきます。 単語集は「出る単特急 金のフレーズ」が良いです。 リスニング・リーディングともTOEICでよく使われる単語は肝になります。 この単語集は著者の方が毎回TOEICを受験し、実際のテストで出た表現をまとめてくれているので信ぴょう性が高いです。 文法力はPart5・6専門の問題集をこなしてください。 Part5・6は「900点特急 パート5&6」同「新TOEIC TEST 900点特急II 究めるパート5」が非常に良いです。 また900点以上を狙う際は特に言い換え表現に注意してください。 言い換え表現を知っているかいないかでPart3・4・7で正答率が変わってきます。 例)power bill = utility bill(電気代請求書) ③TOEICパターン認識力と④TOEIC解答力は公式問題集を問題と解答を覚えるくらいやりこんでください。 ただすでに800点を取得されている方なら公式問題集は何回かこなしてしまったかもしれないので、裏ワザとして韓国で過去に出題された問題をこなしてください。(Amazonで購入できます) TOEICは基本的に過去問は公開されていないんですが、TOEIC先進国の韓国では何と過去問が販売されています(笑) 「ETS TOEICの定期試験既出問題集LCリスニング 新TOEICの出題機関の最新の既出独占公開」「ETS TOEICの定期試験既出問題集RCリーディング 新TOEICの出題機関の最新の既出独占公開」 リスニングだけでなくリーディングも販売されていますが、解説はすべて韓国語なのでリーディングで使う場合は誤答についてある程度自分で正解の根拠を調べられないと厳しいですが、リスニングの場合はスクリプトが載っていますので900点以上を目指す方なら自力で解決できるかと思います。 この過去問を3周くらいすればリスニングは470点以上行くと思います。 不安がある方は同じく韓国で2017年に出版された公式問題集「ETS TOEICの公式問題集LCリスニング 出題機関未公開2017最新実戦質問独占公開」もこなしてください。日本の公式問題集と違い5回分も収録されていて数をこなすのによいです。 リーディングについてやはり解説がないとわからないという方には国内の模試をお勧めします。「【新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問 」 「TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング 」 なお、「TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング 」の姉妹書の「TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング 」も良い本ですので上記過去問集をこなしてしまった方はやってみてもよいと思います。ただ、当然のことながら本番のナレーターと声が違うのであくまで過去問集を何回かこなした後でやるくらいの気持ちでいいです。 以上、900点を確実にとるための勉強法について書きました。皆さんの参考になれば幸いです。 もしご質問等あればお気軽にコメントやお問い合わせフォームからご連絡いただければと思います。 それではまた。